「夜ならいいとも!!」――。今年で放送31年となった「笑っていいとも!」が、来年3月に終わり“フジテレビの昼の顔”を卒業するタモリ(68)。4月以降の去就が注目されるが、ここへきてフジの上層部がアッと驚くプランを打ち出した。それは、タモリに「夜の帯番組を持たせること」だ。関係者によると、このプランはほぼ内定しているという。“夜の顔”に戻るタモリの気になる役割は、バラエティー番組の司会が有力だ。

「今、上層部が詰めているのは『午後11時からの30分枠を月〜金の帯にして、タモリさんに司会をやってもらう』というものなんです」と証言するのはテレビ関係者だ。

 タモリについては「いいとも」終了後に「新番組を始めることでフジと密約を交わしていた」と言われている。その新番組の候補には、かつてタモリが品評会会長を務め人気を誇った「トリビアの泉」を復活させるのでは? との情報も上がっていた。

 フジテレビ関係者は「もちろんあの『トリビア』の復活という可能性もあるが、タモリさんのこれまでの貢献度を考えると『週1回のレギュラー番組だけでは失礼』との声もある。実際のところ、月〜金曜の帯番組と週1のレギュラー1本ではギャラも雲泥の差だし…」と指摘した。

 確かにその通りだろうが、最近の「いいとも」の視聴率が低迷していたのも事実。そのため大物司会者・タモリのギャラが高すぎることから「リストラ策としてフジがタモリを切った」などという噂もあった。しかし、フジの亀山千広社長(57)は、11月29日の定例会見で“リストラ説”を否定。「番組を終わらせる」と通達したのではなく、タモリサイドと「どういう形がいいか話し合った結果」と説明した。

 つまり、深夜に近い時間帯の番組ならば、視聴率がいいの悪いのと騒がれることもないだろう。30分番組ならギャラの面でも互いに歩み寄れるのでは、と考えたのかもしれない。

 新番組が、月〜金曜の帯番組で、深夜帯というのはフジにとってもタモリにとっても受け入れやすい形だったのだ。

 もっかフジでの帯番組の時間帯は「いいとも」と朝のワイドショー、夕方のニュース、さらに午後11時以降あたり。

「さすがにタモリさんのキャラクターを考えると朝はない。夕方のニュースもバラエティー色が強くなるので、やらないでしょう」(前同)

 そこで出てきたのが午後11時の枠だ。この時間帯は現在、月〜金曜のそれぞれの曜日で別の番組を放送している。

「有吉弘行やマツコ・デラックスが司会を務めているが、『タモリさんが帯で司会をやる』と言えば譲らざるを得ない。それくらいタモリさんのフジへの貢献度は高いですから。それにこの時間帯はバラエティーの枠だからタモリさんがやるにはちょうどいい」(前同)

 もう一つの可能性は11時30分放送の「ニュースJAPAN&すぽると!」のレギュラーコメンテーターだ。「長年ライバル視されたビートたけしさんがTBSの『情報7days ニュースキャスター』でコメンテーターをやっているが、そういう立場なら月〜金で出ることも可能でしょう」

 定例会見で亀山社長は「いいとも」の番組開始時について触れ、「昼の時間帯で夜の芸人であるタモリさんを起用したのがすべて」と話した。「タモリさんのことをわざわざ『夜の芸人』と言ったのは、昼の顔から本来の“夜の顔”に戻すことを強調したかったのではないか」(芸能プロ関係者)

 いずれにしても「いいとも」終了でタモリが“お役御免”となることはなく、それどころか“夜の顔”として復活することになりそうだ。
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